腰に負担のかからない仕事はある?
ヘルニアが気になる方の仕事選び
「腰が痛くて、今の仕事を続けられるか心配」
「ヘルニアと診断されたけれど、どんな仕事なら働きやすいのだろう」
こうした悩みがあると、腰への負担が少ない仕事を探したくなるものです。ただし、腰への負担がまったくない仕事を一律に挙げることはできません。同じ職種でも、荷物の扱い、姿勢を変えられる頻度、休憩の取りやすさによって働きやすさは変わります。
この記事では、腰痛や腰椎椎間板ヘルニアが気になる方に向けて、仕事選びの確認点を紹介します。診断を受けている方は、主治医から指示された活動範囲を優先してください。
仕事の名前より、実際の作業内容を確認しましょう
「事務職なら安心」「立ち仕事はすべて避けるべき」と、職種名だけで判断するのは難しいものです。
厚生労働省は、重い物を扱う作業、腰を深く曲げる姿勢、長時間同じ姿勢を続けることなどを、職場での腰痛に関係する要因として挙げています。座って働く仕事でも、姿勢が固定される場合には配慮が必要です。
求人情報を見る際や職場に相談する際には、次の点を確認しましょう。
- 荷物の持ち上げや運搬が、どの程度あるか
- 前かがみや腰をひねる作業が繰り返されるか
- 座る・立つなど、姿勢を変えられるか
- 椅子や机の高さを調整できるか
- 症状に応じて休憩や担当業務を相談できるか
「何をする仕事か」に加えて、「どのような環境で働くか」まで確認することが大切です。
事務・受付・在宅勤務を検討するときの注意点
以下は、仕事を比較するときの確認例です。特定の職種がヘルニアのある方全員に適しているという意味ではありません。
事務・データ入力
長時間座り続けずに済むか。書類や備品の運搬があるかを確認しましょう。
電話・オンラインでの顧客対応
対応の合間に姿勢を変えたり、席を離れたりできるかを確認しましょう。
受付・窓口業務
立ちっぱなしにならないか。座れる時間があるかを確認しましょう。
在宅でのパソコン業務
作業に合う机と椅子を用意できるか。休憩を確保できるかを確認しましょう。
在宅勤務を選ぶ場合も、仕事内容だけでなく、自宅の作業環境を含めて検討しましょう。面接では「休憩はありますか」だけでなく、「連続して座って作業する時間はどのくらいですか」と聞くと、働く場面を具体的に想像しやすくなります。
転職の前に、今の職場で調整できることもあります
腰への負担が気になる場合、担当作業や設備の変更が可能か、職場に相談する方法もあります。
例えば、荷物の運搬に補助器具を使う、作業台の高さを調整する、同じ姿勢が続く作業を見直すといった対策です。厚生労働省の指針も、本人の注意だけでなく、作業方法・環境・健康管理を組み合わせた腰痛予防を示しています。
相談前には、つらくなる場面をメモしてみましょう。「腰が痛い」という説明に加えて、「床の荷物を持ち上げるとつらい」「座り続けると脚がしびれる」など、動作や時間との関係を伝えると、検討すべき作業が明確になります。
主治医には実際の仕事内容を伝え、必要に応じて職場の産業医などとも相談してください。
腰椎椎間板ヘルニアと診断された方へ
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰やお尻の痛みに加え、脚の痛み・しびれ、足に力が入りにくい症状が出ることがあります。働き方を考える際には、腰の痛みだけでなく、脚の状態も確認することが大切です。
痛みやしびれが続く、仕事中に症状が強まる場合は、整形外科で相談しましょう。新たに尿が出にくくなる、排泄をコントロールしにくくなる、脚の力が急に落ちるといった変化がある場合は、仕事や施術の予定よりも速やかな医療機関への受診を優先してください。
八千代市で、仕事中の腰のつらさが気になる方へ
仕事を選ぶときは、職種名だけで判断せず、負担になる動作や姿勢を整理することから始めましょう。現在の職場で作業を調整できるかを考えることも、選択肢の一つです。
八千代市周辺で腰のつらさについて鍼灸・あん摩マッサージ指圧の相談を希望される方は、いぬかい鍼灸指圧院へお問い合わせください。相談時には、つらくなる動作、症状が続いている期間、医療機関での診断や治療の状況をお伝えください。
脚のしびれや筋力の低下などがある場合は、まず医療機関で状態を確認しましょう。